みえない雲 (文庫)
出版社/著者からの内容紹介
原発事故が起こったあと人はいかに生きるか
世界の原発史上最悪の事態となったチェルノブイリ爆発事故から20年が経つ本年12月、1本の映画が公開される(シネカノン有楽町にて'07年正月第一弾ロードショー)。あるドイツの原発で爆発事故が起き、町はパニックに陥り何の罪もない市民が巻き込まれるというドラマだ。本作品はその原作である。被爆した14歳の少女が見た社会の混乱と肉体的な疾患のリアルな描写は、ドイツの約3倍の原発を持つ我が国にとってあまりに衝撃的な近未来小説である。
内容(「BOOK」データベースより)
あるドイツの原子力発電所で爆発事故が起き、町はパニックに陥った。学校に未だかつて聞いたことのない警報が鳴り響く。十四歳のヤンナ‐ベルタは、弟とともに右往左往の避難を開始し、その間にも汚染された空気が迫ってくる。はたして彼女は家族と無事に会えるのか…。死傷者数万人ともいわれた世界の原発史上最悪の事態となった旧ソ連・チェルノブイリ爆発事故。その翌年に発表された本作品が、事故後二十年を経て映画化された。ドイツの約三倍の原発を持つわが国にとって、改めて危機感を募らせる衝撃的な近未来小説である。
消え失せた密画 (文庫)
出版社/著者からの内容紹介
デンマークの都コペンハーゲンで時価六十万クローネの高価な密画が巧妙な盗難にかかった。好人物の肉屋の親方キュルツが、ふとしたことから大犯罪の渦中にまきこまれ、猪突猛進の大活躍がはじまった。作者ケストナーが、ユーモア犯罪小説と銘うった、まるであと味のよいブドウ酒のようにしゃれた香りと余韻を残す、ミステリの逸品である。
冷たい心臓―ハウフ童話集 (単行本)
出版社 / 著者からの内容紹介
19世紀初めのドイツに生まれた夭折の天才、ハウフ。彼の童話が、古典童話シリーズの38冊目として出ます。25年に満たない短い生涯を駆け抜けたハウフは、その生涯のうちのわずか3年間で、多くの小説や詩、評論を書きました。なかでも彼の書いた童話は、グリム、アンデルセンと並んで、今も多くの人に愛されています。本書では彼の書いた3つの童話、「隊商」、「アレッサンドリアの長老とその奴隷たち」、「シュペッサルトの森の宿屋」を一冊にまとめました。どの話もわくになる物語の中に、その登場人物たちが順番に語っていく不思議な話、面白い話が、いくつもはさみこまれています。タイトル 「冷たい心臓」は、その中の一つのお話からとりました。読み進めていくとドイツの黒森、トルコ、エジプトやナポレオンがおさめていたフランス、ハールーン・アッラシードの時代のバクダッドなど、時空をこえて魅力的な人物がたくさんでてきます。読んでくださった方は、どこかに好きな登場人物を見つけられると思います。自分で読むなら:小学高学年から
内容(「MARC」データベースより)
19世紀初めのドイツが生んだ夭折の天才、ハウフ。彼が残した3つの童話が一冊になりました。どの話も枠になる物語の中にいくつもの不思議で面白い話がはさみこまれています。
シッダールタ (単行本)
内容(「BOOK」データベースより)
一九二二年に刊行されたヘッセ中期の傑作『シッダールタ』はインドの青年シッダールタ(釈迦と同名だが別人)が生の真理をもとめて修行し、世俗の中に生き、人生の最後に悟りの境地にいたるまでを寓話的に描いた小説である。二十世紀に多くの若者に愛読された本書は新訳を得て、いまふたたび悩める現代人に読まれるべきである。
内容(「MARC」データベースより)
インドの青年シッダールタが生の真理をもとめて修行し、世俗の中に生き、人生の最後に悟りの境地にいたるまでを寓話的に描く。「人は何のために生きるか」、永遠の謎に答えるヘッセの傑作小説、新訳版。
グリム・イソップ童話集―心に残るロングセラー名作20話 (単行本)
内容(「BOOK」データベースより)
世界の名作童話から、特に人気が高いグリム、イソップの不朽の名作を選び抜いた。子どもの時に読んでおきたいベスト10話を収録している。原作に忠実な完全翻訳。小学校3年生までに出てくる漢字を、基本的に使用している。ただし漢字にはすべてルビがついている。年長児から小学校3年生向き。
内容(「MARC」データベースより)
世界の名作童話から、特に人気が高いグリム、イソップの不朽の名作を選び「赤ずきん」「きつねとぶどう」など計20話を収録。小学校3年生までに出てくる漢字を基本的に使用し、すべてにルビをふり原作に忠実な完全翻訳。
ノーチラス号の冒険 第2巻 アトランティスの少女 (単行本)
出版社/著者からの内容紹介
大西洋の深海に灯る不思議な光。マイクが海底で発見した金属ドームのなかには、眠れる海の美少女と、彼女を守るようにしてたたずむ、一匹の黒猫がいた……。あらわれる宿敵ヴィンターフェルト艦長! 潜水艦と戦艦との激しい海戦のなか、黒猫があらわした不思議な力とは? ますますおもしろい、神秘の海洋冒険ファンタジー第2巻。
内容(「BOOK」データベースより)
海底の金属ドームで眠れる美しい少女、そして少女を守る一匹の黒猫の正体とは。
大どろぼうホッツェンプロッツ三たびあらわる (単行本)
出版社/著者からの内容紹介
どろぼう業をやめる決心をしたのに、だれも信用してくれません。大どろぼうをかばう二人の少年が大活躍。 対象年齢:小学中級から
モモ―時間どろぼうとぬすまれた時間を人間にかえしてくれた女の子のふしぎな物語 (単行本)
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冒険ファンタジー『はてしない物語』の著者であるミヒャエル・エンデが贈る、時間どろぼうと風変わりな女の子の物語である。文章のみならず、モノクロの挿絵までもエンデ自身が手がけた本書は、1974年にドイツ児童文学賞を受賞。小学5、6年生以上から大人まで幅広い年代の人たちが楽しめる、空想力に富んだ小説だ。 円形劇場の廃墟に住みついた、もじゃもじゃ頭で粗末な身なりをした不思議な少女モモ。黙って話を聞くだけで、人の心を溶かし悩みを解消させる能力を持った彼女のまわりには、いつもたくさんの大人や子どもたちが集まっていた。しかし「時間」を人間に倹約させることにより、世界中の余分な「時間」を独占しようとする「灰色の男たち」の出現により、町じゅうの人々はとりとめのないお喋りや、ゆとりのある生活を次第に失っていく。 本書は、時間どろぼうである「灰色の男たち」とモモの対決というスリルあふれる展開を通して、1分1秒と時間に追われる現代社会へ、警鐘を鳴らしている。たとえば、モモの友だちだったニノが「スピード料理」の店を始め、大繁盛しているせいで他人とわずかな世間話をする暇もないというように、時間を盗まれた人たちは、現代の私たちの姿そのものとして描かれている。昨今、モモのように際限のない時間の中で、空想をめぐらせ楽しむ生活はほとんど忘れられている。子どもばかりでなく、忙しい大人たちにも夢見ることの大切さを教えてくれる本だ。(砂塚洋美)
出版社/著者からの内容紹介
「時間」の真の意味を問う,ドイツの作家ミヒャエル・エンデ(1929-95)の人気ファンタジー『モモ』.しゃれた造本で,やや大人向きの美しいスペシャル・エディションをお届けします.
--このテキストは、
単行本
版に関連付けられています。
ノーチラス号の冒険 第1巻 忘れられた島 (単行本)
出版社/著者からの内容紹介
マイクはインド人の父とイギリス人の母を持つ、16歳の少年。クリスマス休暇前のある日、マイクは親友パウルの父親、ドイツ海軍のヴィンターフェルト艦長に捕らわれてしまう。ピンチを救ってくれたのは、インド人のシン。シンはマイクに、12才の時に死んだ父親の遺産がある「忘れられた島」のことを告げる。仲間と島に向かうマイクを脅威が襲う! 大国が狙う父の遺産の秘密とは? 個性豊かな人物が織りなす、友情と冒険、波乱の海洋冒険ファンタジー、出航!!
内容(「BOOK」データベースより)
ノーチラス号発進せよ!子どもから大人まで楽しめる手に汗にぎる冒険ファンタジー、ついに日本に登場。
はてしない物語 (下) (単行本(ソフトカバー))
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いじめられっ子の少年が、不思議な本の世界に入り込んで、数々の冒険を繰り広げる傑作ファンタジー。著者のミヒャエル・エンデ(1929-1995)は、児童文学という枠を越え、作品を通じて現代社会に対するさまざまな警鐘を鳴らし続けた、ドイツを代表する作家である。1979年に発表された本書は、『モモ』 『鏡のなかの鏡』とならぶエンデの代表作として名高い作品だ。 デブでチビの少年バスチアンは、古書店で目にした1冊の本に目を奪われ、たちまちその世界に魅了されてしまう。ファンタージエンという国を舞台にしたその物語では、女王「幼ごころの君」が病に倒れ、何もかも飲み込んでしまう「虚無」が王国を滅ぼそうとしていた。女王の特命を受けた主人公アトレーユは、その危機を救うべく探索の旅に出る。しかし、アトレーユの冒険の中には、読み手であるバスチアン自身の話までもが書かれていた。 幸いの竜フッフールをはじめとするユニークな怪物たち、古今東西の名作をモチーフにした挿話。そして、随所に挿入される「けれどもこれは別の物語…」という意味深長なキーワード。エンデの遊び心が存分に散りばめられた物語からは、世代を問わず誰もが、何度読み返しても、新たな発見を見つけ出すことができる。なぜなら、「幼ごころの君」が象徴するように、本書を通じてエンデが語りかけるのは、すべての人の心にある「永遠の子ども」に対してだからだ。本書にはまさに、果てのない物語が幾重にも広がっているのである。(中島正敏)
出版社/著者からの内容紹介
バスチアンはあかがね色の本を読んでいた-ファンタージエン国は正体不明の〈虚無〉におかされ滅亡寸前.その国を救うには,人間界から子どもを連れてくるほかない.その子はあかがね色の本を読んでいる10歳の少年-ぼくのことだ! 叫んだとたんバスチアンは本の中にすいこまれ,この国の滅亡と再生を体験する.